国産畳表と中国産畳表の違い

い草の畳は日本特有の文化ですから、素材も当然日本製と思いがちです。
ですが、日本国内で使用されている製品の80%が中国産のい草で作られているのが現状です。
特に国産品と指定しなければ中国産のい草が使用される時代なのです。

国産い草との比較

日本企業の技術指導などもあり、以前より品質は良くなったと思われますが、一般的には国産い草と比べると以下の様な点があげられます。

  • 国産畳表に比べ約1ヶ月早く、未成熟のまま収穫されるため、表面がモロく折れやすい。また、イグサの中身の密度を重視しない傾向が強く、踏むたびに大きく変形するため、耐久性に難があります。
  • 輸出の際の虫、カビ対策として、短時間に強く乾燥させるため、乾燥のしすぎで表面が傷み、全体の弾力性が失われます。
  • 等級による選別が均一でなく、品質、色味などにムラが多い。また、色を統一させるために色加工をすることが多く、自然の風合いが損なわれるばかりか、結果的に剥げて衣服に着いたり、日焼けなどが目立つケースが多く見受けられます。

上の写真を見て頂くと分かるように、年数(日焼け後)が経つにつれて違いがはっきりと分かるようになります。

畳表が新しい内は違いが分かりにくいです。

国産い草と中国産い草の茎の内部写真

 

中国産“イ草”と比べ国産“い草”は表皮が厚く草灯心(い草内部の綿)がきめ細かい事が分かります。

この違いが耐久性に大きく関わってきます。

なので中国産い草は弱く、2~3年で擦れが出やすくもなります。