お客様の「不信」を「確信」へ。
大阪市住吉区万代にお住まいのお客様。某安売りチラシ店に「新調にしないと無理」と断じられた重厚な藁床。その真っ当な違和感から当店を探し出してくださいました。私は、その想いの正しさを証明するために、職人の誇りをかけて現場へ向かいました。
STEP 01: BEFORE
35kg超、本間藁床の重厚な呼吸
実際に拝見した畳は、貴重な「本間サイズの藁床」。一枚35kgを超える立派な造りです。業者が新調を勧めたのは、この重い畳を手入れする「手間」を避けたかったから。これほど良い床を捨てるのは、畳屋として到底許せないことでした。
STEP 02: THE CRAFT
瑞々しい息吹、職人の目利き
新しい命(畳表)を吹き込んだ瞬間です。選んだのは、熊本県産の厳選されたい草。太く粘り強い畳表を、35kgの藁床にピシッと張り上げました。隙間を埋め、凹凸を直す「手直し」に魂を込める。見えない場所への執念が、10年後の差を生み出します。
STEP 03: QUALITY
凛とした空気、唯一無二の风格
光を吸い込み、柔らかな陰影を作る本物の風格。畳縁の角の立ち上がり、直線の美しさ。良い畳床と良い畳表が出会ったとき、和室は単なる「部屋」から、凛とした「空間」へと昇華します。安売り店には出せない、職人仕事の結晶です。
STEP 04: AFTER
生き返った、万代の和室
納品の日。隙間なく敷き込まれた畳と、部屋いっぱいに広がる香りに、お客様は「やっぱり替えなくてよかった!」と満面の笑みを浮かべてくださいました。職人を信じてくださったお客様への感謝が募る、最高の瞬間です。
「手間を惜しむのは、職人の終わり。」
安易に捨てさせず、磨き上げ、蘇らせる。
その面倒な工程の中にこそ、本物の信頼が宿ると信じています。
施工内容詳細
| ご依頼場所 | 大阪市住吉区万代 一戸建て |
|---|---|
| 施工内容 | 本間サイズ 畳表替え |
| 今回の枚数 | 7.7枚(本間サイズ) |
| 生産者 | 有馬さん |
| 畳表 | 熊本県産い草 「結(ゆい)」 |
| 畳床 | 既存の本間藁床(35kg超)を徹底補修し再利用 |

