大阪福島タワー 琉球畳 七島イ 篠原商店
PREMIUM TATAMI INSTALLATION

「本物」だけが持つ、野生の力強さ。
大分県産・七島イで綴る、唯一無二の空間。

七か月の刻(とき)を超えて、最高の一帖を。
大阪市福島区のランドマーク「大阪福島タワー」にお住まいのお客様。お問い合わせをいただいたのは、今から遡ること七か月前のことでした。

ご希望は、現代主流の「琉球畳風(樹脂や和紙)」ではなく、古来より伝わる本物の琉球畳素材「大分県産・七島イ(しちとうい)」。この畳表は生産者が極めて少なく、注文を受けてから手に入るまで非常に長い時間を要します。それでも「篠原商店さんに任せたい」と、今日まで心待ちにしてくださったお客様の熱い想いに、職人として最大限の情熱と技術で応えさせていただきました。

七島イは、一般的な「い草」とは植物の種類から異なり(カヤツリグサ科)、その断面は三角形。一本一本を手で割って乾燥させるという気の遠くなるような工程を経て作られます。その強靭さと、使い込むほどに増す独特の艶は、まさに「一生モノ」と呼ぶにふさわしい逸品です。

BEFORE:施工前

BEFORE
施工前の和室。福島タワーの洗練された空間に、これから七島イという「命」が吹き込まれます。既存の畳を撤去し、下地から完璧に整えていきます。

MATERIAL:七島イの真髄

素材 01
届いたばかりの七島イ。この圧倒的な密度と強度は、機械編みでは決して出せないオーラを放っています。
素材 02
この荒々しくも美しい質感。一目見た瞬間、その力強さに心が震えました。一帖仕上げるのにどれほどの労力がかかっているか、表が語っています。
素材 03
採寸時、現物をご覧になったお客様の歓喜。「待った甲斐があった」というそのお言葉が、私のプレッシャーを期待へと変えてくれました。
素材 04
手触り、香り、野性味。すべてが規格外。工業製品にはない、大地のエネルギーを感じる最高級の素材です。

AFTER:究極の和モダン

AFTER 01
納品完了。七島イ特有の草の節や凹凸が、光を受けて芸術的な影を作り出します。
AFTER 02
職人の腕が問われる角の仕上がり。硬い素材だからこそ、ミリ単位の調整が美しさを左右します。
AFTER 03
この力強さ。20年経っても現役で使えるほどの耐久性は、まさに本物の証です。
AFTER 04
市松模様に敷き込むことで、光の角度により銀鼠色から黄金色へと表情を変えていきます。
AFTER 05:調和
大阪福島タワーのモダンな空間に、七島イの野性味が絶妙に調和。バシッと隙間なく、完璧な精度で納品させていただきました。
【施工詳細・仕様一覧】
施工場所大阪市福島区(大阪福島タワー)
施工内容半帖ヘリ無し畳(本琉球畳)新調 9枚
畳表大分県産 七島イ(しちとうい)最高級品質
畳床建材畳床30㍉仕上り
製作日数約7か月(素材入荷待ち期間含む)
三代目・篠原直人の「矜持」

七か月という長い年月。お客様をこれほどお待たせした事実は、僕にとって大きな責任と「絶対に妥協できない」という強い覚悟に変わりました。七島イは非常に強く、製作時にはちょっとした工夫もいります。一瞬の油断が命取りになる素材です。正直、角を折り曲げる際の一瞬一瞬には、他の畳では味わえないほどの凄まじいプレッシャーを感じましたが、完成した畳の凛とした佇まいは、そんな苦労をすべて報いてくれるものでした。

昨今、利便性の高い樹脂や和紙の畳が主流ですが、この七島イには「自然と共に生き、命を使い込む楽しさ」が詰まっています。最初は少し無骨で荒々しい肌触りですが、10年、20年と時を刻むにつれ、どんな高価な家具も寄せ付けないほど深い黄金色の艶を放ち始めます。お客様と一緒に、この畳が家族の歴史を刻みながら美しく育っていく姿を想像するだけで、職人冥利に尽きる思いです。大阪福島タワーのK様、最高級の素材を、持てるすべての技術を注いで仕上げさせていただきました。この度は篠原商店を信じてお待ちいただき、本当にありがとうございました!

篠原商店

大阪市港区磯路3-18-19 / 創業七十七年

「七島イをはじめ、伝統の畳を次世代へつなぐ。」

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